お客様は求めています。(D2Cは進化しています)

D2C

「D2C」という言葉をご存知ですか?

「Direct to Customer」の略で「D to C」とも表記します。
元々は、顧客アプローチの表現で、顧客が企業の場合「B2B(Business to Business)」、一般消費者の場合「B2C(Business to Customer)」と表現していました。
小売業・サービス業などの直接消費者への販売・サービスを行っている業種が「B2C」に当たりますね、
その中で特に通販業界やメーカーの直販業態のことを「D2C(Direct to Customer)」と呼ばれる
ようになりました。

なので、「D2C」という言葉は以前から使われていました。

しかし、DXが進んで行く中でこの「D2C」の意味合いは少し変わってきました。

まずはじめに、デジタル化が進んだということです。
「D2C」の”D”は”Direct”だけでなく、”Degital”という意味も含まれてきていると考えています。
通販のカタログやテレビショッピングでの電話注文だけでなく、Web注文などの「デジタルを活用して顧客へ直接アプローチする」ということが実現されてきています。

次に「D2C」は通販・メーカに限らず、各小売業・サービス業でもWeb通販を実施し、「D2C」を実現する業種が増えてきたということです。地方の小売店が全国や全世界からの注文に対応しているとか、今まで下請けであった工場がWeb直販で自社ブランドを立ち上げ、売上を大いに伸ばしたとか、話を聞かれたことがあるかと思います。

最後に情報の双方向と細密化が実現してきたということです。
単に販売情報だけでなく、デジタル化でより細かい情報を採取できる様になってきたということです。
 (販売タイミング、属性情報等)

 今までも販売時の販売・顧客情報はしっかり取れていたよ、とおっしゃるかもしれませんが、
より細かい情報(属性情報だけでなく、その時の気持ちなども)が採取できるようになってきたということです。

1つ例を挙げると、コカコーラの「Coke ONアプリ」をご存知ですか?
スマホのアプリでコカ・コーラの自販機で使うとスタンプが貯まり、15スタンプでドリンク券がもらえたりします。
また、歩いた累計歩数でもスタンプがもらえたり、キャッシュレスサービスと連携できたりします。
また、自販機側もインターネットと接続して販売情報を適宜送ることができるようになっています。

今までは自販機側で単に販売本数しか把握できなかったものが、誰がどこでいつ、どのように買ったかがわかるようになりました。
自販機側の情報からは、正確な販売情報が採取でき、細かい補充計画も実現できます。

またアプリからは、購入者の年代、購入タイミング(日時)、行動範囲がより正確にわかり商品企画への
フィードバックも行うことができます。

つまり「D2C」もDX化で大きく進化したということですね。

これらのことから深読みすると、これからより一層顧客からの情報(販売情報以外のもの)が売上にとって重要となってくるということです。

裏を返すとお客様が求めていることを実現することが、売上アップの近道であるということですね。
さて、貴社は如何ですか?

コメント

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